こんにちは〜😆‼️
おうちフリースクールWAKAME新潟*代表ふじえだです♪
連休2日目にしてやっと戻ってこれました(笑)
お久しぶりの更新ですが
書きたいことがたくさん溜まってきたので
少しずつ記事にしていきたいと思います☺️
小学校2年生の算数:「位」の概念の教具を使ってみた話。
3日前のブログ記事で書いた、「位」の概念を学ぶための教具の続報です‼️
授業の開始直後、「アーク笹出」で広げた「位くん(仮)」😆を自らアピールしてみました(笑)
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#7CB342″ color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″ radius=”” position=”” myclass=”” add_boxstyle=””]今日ね、さんすうのお勉強で使いたいものを持ってきたんだよ♪
[/st-minihukidashi]これを聞いて、準備してある大量のマグネットたちを見ると、生徒さんの表情…興味津々😁‼️
じゃあ、この間の続きをやったら、こっちのマグネットで遊んでみよう‼️
[/st-minihukidashi]と伝えて、早速今日の学習計画をプレゼン開始です( ̄+ー ̄)
授業開始*学習内容の見通しを持つ
いつも思うのですが、
子どもたちにとって、”学習の始まり”って、多分それなりにおっくうですよね😆‼️
その日によって体調も違うし、
気持ちの持ちようも違う。
気持ちが明るく安定しているお子さんでさえも、
身体的な疲労で集中できない日だってあるでしょう。
それで、”調子の確かめ”の意味も込めて、
私はだいたい最初に”今日はこんなことをやるよ”というテーマで「対話」をしようと意識しています。
[st-midasibox title=”今日やること” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold” myclass=””]
🌟さんすう① 繰り上がりのあるたしざん(2桁+1桁)15問 (前回のプリント続き)
🌟さんすう②「位」って、なんだろう!? 〜「位くん」を触ってしっかり理解する!〜
🌟こくご①「7月までのまとめ1」 〜せつ文のよみ方〜
「たんぽぽのちえ」より 〜理由説明の記述問題を解く〜
🌟こくご② かん字ミニテスト 5問
[/st-midasibox]
というように、やることを口頭で伝えてみます。
ここで表情が曇ったり、「ええ〜😭そんなにやるの!?」と本気で嫌がったりしたら、もう少しお話を聞いて・・・
そこで「今日はこれ削ろう」ってなったら内容を変更しようと考えているので、色々オプションのプリントを準備しています。
(※ちなみにびっくりなのですが、現在受け持っている生徒さんはこれまで全然そんなことがない!!とっても頑張り屋さんです。)
こんな感じで、「今日は・・・・・をやるよ♪」と、学習の見通しを伝えつつ、コミュニケーションを取りたいんです。
学習支援に携わる場合、当たり前のことなのかもしれませんが😅💦
私にはそんな”まくら(導入)”の重要性すらも意識できていない時期が長くありましたので
一から学び直しをさせてもらうつもりで日々授業準備に励んでいます。
授業の始まりでの注意点 〜「めあて」や「目標」が逆効果にならないように〜
実際に高校で教壇に立っていた頃、そんな自分の不足点に気づかせてくれた子どもたちがたくさんいました。
例えば、、、
あまり学習が好きではない子どもたち(笑)の中には
「学習の見通し」を伝えるという一見良さそうなことが、逆効果になるということもありました。
学校の授業って、”目標(めあて)””やることリスト”を明示して、「学習の見通し」を持たせることがよくありますよね。
でも、”それ”(=今日の学習内容の明示)をある高校でやった時
「ええ〜、先生、そんなにいっぱいやるの!?」
っていう声を聞いたと同時に、クラス全体の空気が重くなったと感じました。
”ああ、勉強することに対して抵抗感が強いとこういう反応なんだなあ。”
大反省。
学習がおっくうに感じる経験が多かった子どもたちにとっては、
「今日は4つのことをやります」って伝えることは
「4つの項目を学び終わるまで、頑張らなくちゃいけないんだ」という気持ちにさせる。
と、知りました。
自分の通り一遍な授業構想を考え直させてもらった経験でした。
てなわけで、
「今日はこんなことやろうと思うんだけど、どう?」というテーマで、会話してみようかな
と、「WAKAME」では試みています。
小話(?)も挟みながら、表情の変化を見逃さないように。
そうすると、たった1〜2分でも本当にたくさんのことがわかるようになりました。
そして自分のペースで自らバリバリ🌟学んでいってくれるので、サポートしている私自身も毎回楽しくできるようになりました。
【教具「位」くん使用】小2の算数の授業
さて、早速「国語」と「算数」を50分でやっていく授業の始まりです。
最初に「2桁+1桁」の数の足し算を復習。
繰り上がりのある足し算の場合、
実は機械的に「筆算」ができていても、
「位」という抽象的な概念が理解できていない場合も多いです。
というわけで、結構前にやった内容ですが、復習してみました。
例題は
[st-flexbox url=”” rel=”nofollow” target=”” fontawesome=”” title=”くりあがりのある足しざん” width=”” height=”” color=”#fff” fontsize=”200″ radius=”0″ shadow=”#424242″ bordercolor=”#ccc” borderwidth=”1″ bgcolor=”#ccc” backgroud_image=”” blur=”on” left=”” margin_bottom=”0″]56+7
[/st-flexbox]
ここで”よくあるよね〜!!わかる!!!”と言いたくなる途中式の書き方は、
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#ccc” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”2″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
56➕7
=506 +7
[/st-mybox]
これ、すごく「素直な考え方」だと思いませんか?
言葉にした通りに、数字を書いているということです。
だって、「56+7」って、
「ごじゅう (と) ろく たす なな」
ってことですからね。
このまま、「50」と「6」との間に「+」を書いて考えを進めれば○なんです。
でもたまに分けた「6」を足し忘れちゃったりするし
「56」を「506」と書いてしまうと、学校ではテストで「しき」の点数がもらえないでしょうから、やっぱり「まちがい」であることを明確に言ったほうがいいですよね。
そんなわけで、ここは「位くん(仮」の出番です😆
じゃあ、これ使ってやってみよう!!
「こっちこっち✋」と手招きして別の机に移動すると、何やら彼女もワクワク顔💕
うふふ。(自分も使いたくてしょうがなかった笑)
まず、
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#ccc” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”2″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]「10」のマグネットを5枚、「1」のマグネットを6枚と7枚 準備してね
[/st-mybox]
と言って、白いホワイトボードに並べます。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#ccc” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”2″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
10 10 10 10 10
1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1
そしたら
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#ccc” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”2″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]「1」がいっぱいあるから、「10」のマグネットを1枚と替えて「十の位の部屋」に移してね
[/st-mybox]
とお願いしてみました。
すると、「1、2、3、、、」と「1」を10枚数えて渡してくれました。途中で「あれ、何枚”1”取ったっけ?笑」「え、知らん知らん先生もわかんなくなった(笑)」とか言って遊びながら、「10」1枚と交換します。
すると、以下のようになるので、
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#ccc” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”2″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]十の位
10 10 10 10 10 10
一の位
1 1 1
「10」が6つあるから、「何十」?
「ろくじゅう」
「じゃあ、十の位にはなんて書こうか?」
「・・・・・・6?」
「そうそう!!”10”が”6つ”あるから、”6”って”十の位”に書けばいいんだね。」
とホワイトボードに書いていきます。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#ccc” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”2″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
十の位
10 10 10 10 10 10
6
一の位
1 1 1
3
こんな感じで、実際に「マグネット」という実態のあるモノに「数(すう)」を置き換えて視覚化して、手で触って並べて交換して、、、
その概念の本質を”手”を使って”目”で確かめて勉強して、最後に数値化(抽象化)するという試みでした。
こうやってやってみた後に、プリント上で同様の問題を解いてみました。
筆算で位を揃え、その場で瞬時に解けるようになりました。
特に素晴らしかったのは、「41+5」のような”繰り上がりのない足し算”がダミー的に混じっていた時、”筆算にしなくても横の式のままスッと解けた”ことです。
ウヒョー!!すごいじゃん!!
というわけで、「位くん(仮)」のマグネット大作戦は費用対効果抜群で大成功でした。
授業を終えていつも思うこと 〜”さんすう”って楽しい〜
こんな感じで文字に起こしてみるとだいぶ長いこと遊んでいたように思えますが(笑)
さんすうは他にもたくさん問題を解いたので
全体で20分ほどの授業中で、教具を使った時間はほんの2〜3分。
でも、お互い一緒に楽しくできましたし、何より「位」という言葉の意味を少しずつ本当の意味で理解しつつあるという手応えがありました。
小さなお子さんほど、種々の感覚が敏感で研ぎ澄まされているので
その分引っかかりも大きかったりしますが
刺激に敏感な分、学んだことを吸収するスピードや変化が驚くほどに早いですね。
ここは高校生のお子さんと大きく違うところなんだなあ〜と感じます。
だからこそ何かを一緒に学ぶ上で、何よりも大切なことは
”○○を勉強するって、こんなに楽しいんだ〜!”
”わかると面白い!もっとやってみたい!できるようになりたい!”
っていう思いを引き出すことです。
生徒さん自身がそう思えたら
もうあとは自転車を漕ぐ時と一緒。
スイスイいく横で私が見守っているような”伴走者”の状態になります。
これからも「これ作ったら面白いかも💖」というものがあったら、
チャレンジして、記事でシェアしたいと思います。
この教具を製作するにあたって参考にさせていただいたサイトの記事は
前回の記事に載っていますので、ぜひご覧ください。
では、今回の記事はここまで♪
ここまでお読みくださりありがとうございました。
また次回のブログでお会いしましょう〜♪
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#ccc” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”2″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]〜書き手〜
おうちフリースクールWAKAME新潟
代表 藤枝 陽(ふじえだ よう)
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