【発見】合理的配慮の可能性って?

こんにちは〜😆🌟皆さま、良い週末をお過ごしでしょうか。

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この模様は後ほどTwitterで呟くことにしますね😄🌟

本日は「合理的配慮」に関して得た学びを書いていきたいと思います。

 

慶應義塾大学SFCに在籍中の菊田有祐さん

2021年11月16日(火)のYahoo!ニュースで掲載されたのが記憶に新しい

「書けないこと=勉強ができないこと、だと思っていた」

というキャッチーなタイトルの記事。

 

現在慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスに在学中の菊田有祐さんの、小学校からの学習に関する苦労や、自分の得意な勉強や興味のある学習分野を深めていく様子、そしてiPadを使った合理的配慮で学校での学習が楽になっていくまでの様子など、ひとまとめにして読むことができます。

 

どうしてこのニュースを知ったのかというと、

私が現在ビジネス関連のアドバイスを受けている先生(とある創業支援団体のプロジェクトマネージャーの方です)に教えていただいたんです。

「こんな方もいますよ」

って。

嬉しかったなあ。

私が人生をかけて取り組んでいきたい教育事業に対して、共感と興味を持っていただけたことがすごく嬉しかったです。

 

この記事によって、より大きく考え方が変わりました。

菊田さん、そしてMさん、ありがとうございます!!

 

そう、この記事のとおり、

手で文字を書くスキルがどのくらい身についているかは、知的好奇心や学習能力などと完全にはイコールではないです。

このことに改めて気づいたのは、遅かった。私がこの気づきを得たのは、教師を辞める少し前でした。

 

国語の教員だからこそ、「書く」ことの本質を問い直した。

退職する前に、さまざまな生徒さんと会いました。

ある進学校勤務時の生徒さんとの出会い。

その子は、書いた文字を見るとまるでヒエログリフのような、記号のような文字を書いていました。

今考えるとものすごい努力でそこまでの表記能力を身につけたんだろうなと思います。

(単なる推測ですが)

 

私は当時国語科の教員でしたから、

漢字が正確にかけていたら○をつける。

字形が乱れていたり、点の位置が誤っていたら×をつけるしかありません。

彼は正直言って、書くことは苦手でした。

かなり国語(現代文)の点数は低かったけれど、

それは彼の一側面でしかないのです。

 

理数系の学習に関しては抜群の理解と興味を示し、

学習意欲もすこぶる高かったからです。

 

ご両親や周りの大人たち、友達など関わる人全てが、彼の「書く」文字にこだわらずにできる点に着目し、そこをのばし、結果的に進路実現を果たしていく道を見つけた良い例だっただろうと思っています。

 

その後出会った数え切れないほど多くの子どもたちの中で、同様の傾向を持つ生徒さんはたくさんいました。

印象的だったのは

ある勤務校で出会った生徒さんです。

 

彼は書くことも読むことも苦手でした。

でもおしゃべりが得意でユーモアがあり、男女問わず友達がたくさんいました。

 

ただ一つ残念だったのは、

「書くこと」「読むこと」が苦手なせいで、学校では学習能力も低いと判断され、

彼自身も学習に関する意欲を早いうちに失ってしまっていることでした。

 

また学校の先生に対する見方も、かなりマイナスのイメージしか持っていませんでした。

彼は、小学校の時の校長先生から「君は病気だから、病院に行ったほうがいい」と言われた経験があったからです。

こんなふうに言われて、傷つかない人がいますか。

 

そんなわけで、彼はボキャブラリーに長けていてコミュ力抜群であるにも関わらず、

学校での成績はすこぶる悪くて、

いわゆるヤンチャ系のグループ。

でも1対1で話すと、とても愉快な子でした。

 

ただ。

結局40人学級の中では、彼に合理的配慮をするスキルも経験も知識も

当時の私にはあるはずもなく。

どうしたら良いのかわからないまま国語の授業を進めるしかなくて、

ただ時間を見つけて、机間巡視する口頭で彼と進路や学習に関係のある話をしながら

赤点補習の時に丁寧に個別対応するという繰り返しをしていました。

 

当然そんな程度で赤点をクリアできるわけもなく、

彼は結局2年で学校を去っていきました。

 

辛かった。

 

自分にできることは「知る」努力だけ。

今でも日本の学校は「型紙型教育」が主流で、

みんなと同じペースで、

同じことを同時にやらせて

それがある一定水準まで定着しないと「学習能力不足」とみなされる。

そんな状況が大半かと思います。

同調圧力でがんじがらめになっているお子さんも一定数いるのでしょう。

 

ただ時代は確実に進んでいるはずだと思うんです。

 

私が教師を辞めてから、すでに2年近く経過しようとしているので、

これからもっと

「答えが文字で手で書ける」ということにこだわる先生は確実に減っていくことでしょう。

 

ただね、

学校は学校で、

短時間で多くの子どもたちに教養と経験を身につけさせるには合理的な場所だから

大胆に変わりすぎなくてもマイナーチェンジを繰り返して進化していけばいいと思うんです。

iPadの使用や音声認識アプリでの作文支援などは、典型的なツールになるでしょう。

 

そして民間の教育事業を行う施設が

学校と共存できて

各々の教育支援の意義を認めてもらえれば

さまざまな苦手分野を持った子どもたちにとって

学習に打ち込める機会と場所が増えていくと思うのです。

 

だから私ももっと、たくさんの支援策のあり方を学んで

「手で文字を書く」ことや

「みんなと同じ時期に同じ程度の学習をする」

ことに必要以上にこだわらずに学んでいける場所を作っていけたら十分だなと思います。

 

WAKAMEでも今後、Macintoshを入れてPC入力のタッチタイピングの技術を教えたいし、

音声認識アプリを使った作文指導もしていきたいと思います♪

👇ツールお試し例①Edivoice(エディボイス):音声認識をかなりスムースにしてくれるアプリ♪このまま打った文字をメールで送れます。

 

ではでは、

今日はこんなところで😆✌️

また次の記事でお会いいたしましょ〜♪

 

 

 

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